NY通信Vol.141:タフ・ウィーク終了!

演技レッスン

7時30分起床。

1コマ目はアクティング。

この日の最初のペアは、僕とキンバリーだった。

僕の設定は、

「拳法と殺陣ができることを条件に映画出演の話が舞い込み、勢いで『できます!』と答えてしまう。翌日のオーディションへ向け、自宅で必死に稽古をしている。」

浴衣に着替え、夢中で型の練習を始める。

そこへ、喜びを抱えたキンバリーが帰ってくる。

最初の数分は、とても良かった。

自然につながり、お互いに反応できていた。

ところが途中から、僕のいつもの課題が顔を出す。

キンバリーが少し苛立つ。

それでも僕は苛立たない。

相手の不満が少しずつ大きくなっても、僕はどこか慎重なまま。

ジミーが止める。

「言葉を使うな。声だけでやってみよう。」

「アー。」

「ウー。」

それでも僕の中にマイナスの感情は生まれない。

結局、そのまま止まってしまった。

ジミーは静かに言った。

「カツ。君は慎重すぎる。もっと自分を出さなければいけない。」

悔しかった。

でも、この日は一つだけ大きな収穫があった。

僕は相手がポジティブな感情を向けてくると、そのまま全力で受け止められる。

ところが相手がネガティブな感情をぶつけてきた瞬間、その一部しか受け止めていない。

だから自分の感情も動かない。

そのことを初めて、自分の感覚として理解できた。

頭では何度も教わっていた。

でも、ようやく体で分かった気がする。

次は、その瞬間にも飛び込んでみよう。

少しずつ前へ。

日々是精進である。

続いてジョンとダーニャ。

ダーニャは時折、必要以上に相手を求めてしまう。

ジョンも曖昧な反応を返し、

「それはやめよう。もっと直接に。」

と指摘されていた。

ダンとアリスのシーンも印象的だった。

ダンも僕と同じように、マイナスの感情を表現することが苦手なタイプだ。

しかし、この日はある瞬間に殻が破れた。

「新しいダン」が生まれたように見えた。

本当に良かった。

昼休みは体調を考えて仮眠。

午後はスピーチ。

「cork」と「floor」の発音を何度も直される。

赤ちゃんが初めて言葉を覚えるような気持ちで、先生の口の動きをじっと見つめながら何度も真似をした。

その様子を見ていたベスが笑いながら、

「You are so cute!」

と言って、ほっぺにキス。

10歳年上、独身の僕は思わず戸惑ってしまった(笑)。

続いてダンス。

そして放課後はキャシーと自主練習。

正直、お互い少しやりにくさを感じている相手だった。

最初は案の定、すれ違いばかり。

それでも何度も繰り返すうちに、お互いの考えが見えてきた。

終わったあと、キャシーが聞いてきた。

「私との繰り返し、やりにくい?」

僕は正直に答えた。

「うん。やりにくい。時々すごく攻撃的になるから。」

すると彼女も素直に受け止めてくれた。

こういう会話ができるようになれば、もう大丈夫だ。

最後はハグをして別れた。

帰宅すると、どっと疲れが押し寄せた。

今週は体調も万全ではなく、本当に長く感じた。

火曜日からの四日間だったのに、八日間くらい過ごしたような気分だ。

ようやく週末。

少しゆっくり休んで、また来週、前へ進もう。

それでは、おやすみなさい。

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