NY演劇留学記61|「あなたは残酷だわ!」

ニューヨークの演劇学校で感情をぶつけ合う俳優たち
感情をぶつけ合う、 ニューヨークの演技レッスン。

7時起床。

朝、
少し本を読んだ。

学校へ向かう途中、
シザーハンズ(仮装)とすれ違った。

完璧だった。

同志(自分も仮装で銀色ティンマンやったから)のような感情が芽生えた。

1コマ目、
アクティング。

今日は、
キンバリとメリルが圧巻だった。

キンバリは、
ジミーのプライベートクラスにも
1年ほど通っていて、
すでに経験者。

しかも、
かなり気が強い。

ちなみに今日のアクティビティは、

「入院中の大嫌いな父親のベルトを切り刻み、
ベッドにぶちまける」

というもの。

……重い。

そして、
いつものように、
リピーティングが始まる。

途中で、
メリルが号泣。

そこからが、
すごかった。


メ「あなたは私を傷つけたのよ!」

キ「私はあなたを傷つけたわ」

(数回繰り返し)

メ「あなたは私を傷つけたのよ!」

キ「そうやって泣いてるのは不公平よ!
 あなたは自分にも、
 私にも隠れてるのよ!
 私の気持ちも考えてよ!!」

メ「!!・・(その指摘に驚いたよう)
 あなたは残酷よ!!」

キ「私は残酷じゃないわ!」

(さらに繰り返し)

メ「あなたのパートナーが
 いつもこうなるのは
 あなたのせいなのよ!!
 わからないの!!」

キ「……!」


キンバリは絶句したまま、
怒った顔でドアを開け、
出て行くよう促した。

そして、
バタン!!

ものすごい音で、
ドアが閉まった。

途中かなり省略してるけど、
本当にすごかった。

キンバリは、
何を感じたんだろう。

今度、
タイミングがよければ聞いてみたい。

それにしても、
もし彼女が
アメリカ女性のスタンダードだとしたら、
まじでおっかない。

続いて、
ジャックとダーニャ。

ジャックも経験者。

でも彼も、
相手を良くない状態にすることが多い。

理由は、
“やってるフリ”
が見えてしまうからだ。

今日は、
ダーニャがそこを真正面から突いた。


ダ「もう、
 やってるフリはやめて」

(数回繰り返し)

ジ「OK、
 もうフリはやめるよ」

ダ「だから、
 それがフリだって言ってるの!」

(さらに繰り返し)

ジ「……」

ダ「オーマイガー!!
 もうフリはやめて!!」

ジ「OK、
 もうフリはしない!」

ダ「だからOKじゃないの!
 あなたは、
 自分にとって楽な方法ばかり
 選んでるのよ!!」

ジ「……」


ジャック、
完全に絶句。

でも、
とても興味深かった。

2コマ目、
バレエ。

ひたすら、
はげむ。

3コマ目、
スピーチ。

「b」の発音が、
少し上手くできた。

嬉しい。

放課後、
ダーニャと自主練。

途中、
日本語でもやった。

「ほんと綺麗だね」

と言ったら、
めちゃくちゃ喜んでた。

もちろん、
嘘じゃない。

帰宅後、
日課を済ませ、
読書。

夜って、
ほんとあっという間だ。

もう一日が終わってしまった。

もちろん、
明日も全力を尽くす。

というわけで、
おやすみなさい。

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