NY通信Vol.160:イメージ似顔絵描き大会!

ニューヨークのアパートで似顔絵を描きながら盛り上がる仲間たち。

7時30分起床。

朝食は、2号室のYさんからいただいた焼き秋刀魚、ご飯、味噌汁。

先輩と二人で食べる。

ニューヨークにいながら、最高の和朝食だった。

朝早く学校へ行き、ダーニャと自主練。

1コマ目はアクティング。

シーンスタディの続きである。

最初はマックスとダン。

二人とも台詞は完璧に暗記してきていた。

いよいよ次の段階へ進む。

教室の机やベッドを動かし、この場面の部屋を作る。

この学校の教室には、すぐ芝居ができるよう家具が一通り揃っている。

まさに、Sanford Meisnerが語った

「Acting is doing(演技とは行動すること)」

そのままの環境だ。

ジミーと感情準備を確認し、二人は一度教室の外へ。

準備ができたところで入室し、シーンが始まる。

ダンは演技を始めてまだ4か月。

それでも何度もやり直しを命じられながら、一切あきらめない。

アメリカンフットボールで鍛えた大きな体を真っ赤にしながら、何度でも挑戦する。

その姿を見ているだけで、胸が熱くなった。

次はジェイドとハロルド。

ハロルドの感情は、

怒り、

悲しみ、

怒り、

悲しみ。

まるでジェットコースターのように揺れ動く。

その時、ジミーが面白いことを言った。

「アイコンタクトと、ただ体を近づけることを混同するな。それはノーズコンタクトだ。」

なるほど。

言い得て妙である。

続いてマットとキャシー。

キャシーは以前のように感情をぶつけるだけではなく、相手との間で丁寧に探るようになっていた。

確実に成長している。

その後、マックスが質問した。

もし役がヒトラーだったら、どう感情準備をすればいいのか。

ジミーは答える。

「ユダヤ人そのものを憎む準備をするのではない。」

「もっと具体的に、自分の中にある冷酷さを探しなさい。」

これも印象に残る言葉だった。

昼休みは歌の練習。

午後はダンス。

そしてミュージック。

今日は僕の歌う日だった。

曲は 『Where Do You Start』

別れてしまった恋人への想いを歌う、美しいバラードだ。

ところが。

練習をし過ぎた。

喉を痛めてしまったのである。

高音が出ない。

無理に出そうとして、余計に苦しくなる。

今回は納得できない出来だった。

まだまだ修行である。

最後はスピーチ。

こちらも集中して取り組んだ。

帰宅後は少し仮眠。

夕方6時に先輩と劇場前で待ち合わせ……

のはずだった。

目を覚ます。

6時20分。

しまった。

完全に寝過ごした。

結局、先輩には一人でブロードウェイへ行ってもらうことになった。

幸い、当日券の抽選も外れていたらしく、大きな迷惑にはならずに済んだ。

夜は歌を休み、発音練習だけ行う。

テレビでは映画『コンタクト』を放送していた。

物語よりも、主演のジョディ・フォスターが一人で演じるシーンに引き込まれる。

やはり素晴らしい役者だ。

11時過ぎ。

先輩が帰宅。

「何を観たんですか?」

「『コーラスライン』!」

「どうでした?」

すると先輩は、

「も~~ね~~!!」

と言ったまま、満面の笑み。

それだけ。

僕は大笑いした。

一昨日『アベニューQ』を観た時も、まったく同じ反応だった。

本当に分かりやすい人である。

そのあとYさん、Tさん、先輩とみんなで歓談。

なぜか「イメージ似顔絵大会」が始まった。

お題は、

  • キン肉マン
  • キャンディ・キャンディ
  • サザエさん

絵心はともかく、大盛り上がり。

今日もよく学び、

よく笑い、

よく楽しんだ。

明日は、もっと楽しい一日にしよう。

それでは、おやすみなさい。

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