9時起床。
まずはお湯を沸かし、お茶を一杯。
そんなゆったりした朝から一日が始まる。
午前中は読書。
今日は、
ジョン・パトリック・シャンリィの**『マンハッタンの女たち』、『ダニーと紺碧の海』**、
そしてトニー・クシュナーの**『エンジェルス・イン・アメリカ 第一部』**を読み終えた。
『マンハッタンの女たち』は、ニューヨークで暮らす30歳前後の女性たちを描いた作品。
『セックス・アンド・ザ・シティ』を、もっと丁寧に、もっと真実に描いたような印象だった。
特に印象に残ったのは、デュークとジュディのブラインドデートの場面。
お互い本音をぶつけ合いながら、そのやり取り自体を楽しんでいる。
そして、その本音にちゃんと振り回されてもいる。
人間らしくて、とても愛おしい。
こんな会話ができる相手とは、きっと退屈しないだろう。
……付き合うとなると、少し大変そうだけれど(笑)。
『ダニーと紺碧の海』も面白かった。
孤独と怒りを抱えた男女が、本音をぶつけ合いながら少しずつ心を開いていく。
軽快な会話の奥で、人間の孤独をしっかり描いている作品だった。
そして『エンジェルス・イン・アメリカ』。
エイズを題材にした現代演劇の代表作で、ピューリッツァー賞とトニー賞を受賞している。
実は以前、僕もトニー・クシュナーの**『ホームボディ/カブール』**に俳優として出演したことがある。
アフガニスタンについてお勉強し、膨大な台詞を覚えた苦労を思い出しながら、
改めてこの劇作家の凄さを感じた。
夕方は、ニューヨークで活動する俳優仲間と飲みに行く。
一緒に来ていたのは、アメリカ在住25年という日本人俳優。
最初は少し距離があった。
でも昼間に読んだ戯曲の影響もあったのだろう。
僕は遠回しな腹の探り合いより、本音で話したくなる。
思わず、
「自分のことを話すのは苦手ですか?」
と聞いてしまった。
少し踏み込みすぎたかもしれない。
それでも、その後は打ち解けて、演劇のことや留学のことなど、いろいろな話ができた。
帰り道もTさんと歩きながら演劇談義。
良い時間だった。
帰宅後は、コリアンタウンで飲んだお酒の余韻もあり、そのまま眠ってしまった。
この日、日本語の無料情報誌**『ジャピオン』**を手に入れた。
表紙の特集は、
「ニューヨークの第一線で活躍する5人」。
そこには、ヤンキースの松井秀喜選手と並んで、僕の名前も載っていた。
……いやいや恐れ多すぎます・・。
松井選手は本当にニューヨークで活躍している。
他の方々も、それぞれ第一線で仕事をしている。
でも僕は。
まだ稼げてもいないし、留学資金を切り崩しながら勉強しているだけ。
「活躍してへんやん!」
と、一人でツッコミを入れてしまった(笑)。
とはいえ、こうして記事にしていただけたことは素直にうれしい。
いつか本当に胸を張って「活躍しています」と言えるようになりたい。
そんなことを思いながら眠りについた。
それでは、おやすみなさい。


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