6時30分起床。
早起きしてセリフを覚える。
朝8時30分、レビーと待ち合わせ。レッスン前にも二人でセリフを合わせた。
1コマ目、アクティング。
今日もシーン・スタディだ。
授業の最初に、ジミーが改めてセリフ暗記の大切さを話した。
「ドラマの現場では、前の晩にセリフを渡されて翌朝9時から撮影、なんてことは珍しくない。覚えていなければ、その場で終わりだ。」
まずはマックスとダーニャ。
二人とも完璧に暗記をクリアし、次の段階へ進んだ。
第二段階は、枕投げをしながらセリフを言い合うというエクササイズ。
芝居をやっている人なら似た稽古をしたことがあるかもしれない。
「会話はキャッチボール」を、そのまま体で体験するような稽古だ。
しかも、できるだけ離れて、できるだけ速く投げ合う。
セリフに合わせて投げるのではない。
相手とのやり取りを途切れさせないことが目的だ。
かなり効果的なエクササイズだと思った。
続く組も次々と第二段階へ進む。
一方で、進めなかった組も二組あった。
そして、いよいよ僕たちの番。
途中一か所だけ危ないところはあったが、第一段階の暗記をクリア。
続く第二段階も無事クリアした。
「(心の声)いやぁ、かっちゃん、やるやんか。」
思わず自分で自分を褒めた。
全組終了後、いよいよ第三段階。
今度は普通に会話するようにセリフを言い合う。
ただし、絶対に演じてはいけない。
役を作ってもいけない。
セリフの意味から話してもいけない。
あくまでも相手とつながり、その瞬間に生まれた反応でセリフを言う。
演技が入った瞬間、ジミーは止める。
繰り返し(リピティション)をやらせる。
またセリフ。
また止める。
また繰り返し。
マックスも途中で何が何だかわからなくなっていた。
でも、不思議なくらい少しずつ良くなっていく。
「いやぁ、本当にシステマチックやなぁ。」
改めて感心した。
今日一番印象に残った言葉はこれだ。
「セリフから刺激を受けるな。相手から受けろ。」
なるほど。
確かに、その方が生きた会話になる。
ちなみに今日、第一段階や第二段階をクリアできなかった組は、次回もそこからやり直しになる。
つまり、組ごとに進み具合が違ってくる。
この積み重ね方も実にシステマチックだ。
午後はバレエ、スピーチ、そして久しぶりのライブラリー。
一か月ぶりくらいだろうか。
デイルのおしゃべりは相変わらず止まらない。
でも、まだほとんど聞き取れない。
悔しい。
放課後は帰宅して少し仮眠。
その後、日課を済ませてテレビで映画を観た。
ピアース・ブロスナンがダメ父ちゃんを演じる作品。
奥さんに去られ、子どもとも離ればなれになるが、最後は家族を取り戻そうと奮闘する物語だった。
タイトルはわからなかったけれど、3割くらいしか聞き取れなくても十分楽しめた。
今日は早めに寝よう。
……と思ったけれど、M先輩がオペラから帰ってきたら、きっと感想を聞くだろう。
結局12時くらいかな。
それでは、おやすみなさい。


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