7時15分起床。
朝はアクティビティの想像上の環境を整理することから一日が始まった。
1コマ目はアクティング。
来週から始まるシーンスタディの配役が発表された。
僕の相手はダーニャ。
演目は 『A Palm Tree in a Rose Garden』。
残念ながら、この作品はまったく知らない。
日本語タイトルも分からない。
もしご存じの方がいたら、ぜひ教えてください。
僕の役はプロデューサーかそれに近い人物。
前回の『Stage Door』に続き、今回も女性を置き去りにして旅立つ男だった。
前回はレビー。
今回はダーニャ。
どうも、そういう役が続くらしい。
宿題も出されたので、その内容はまた来週書こうと思う。
今日も引き続き即興のレッスン。
最初はクリスとハロルド。
前回の課題を受け、ハロルドは今回も女装で挑んだ。
しかも徹底している。
脚の毛はきれいに剃り、ガムテープで体のラインを整え、ティッシュを詰めたブラジャーを着ける。
ボディコンシャスなワンピース。
金髪のウィッグ。
ヒールの高いブーツ。
想像上の環境はとても悲しいものだったらしく、本人はいたって真剣。
ところが、それを見たクリスが思わず吹き出してしまう。
その瞬間。
金髪のハロルドが本気で激怒した。
怖い。
本当に怖い。
でも、その怒りが完全に本物だった。
前回より、ずっと良かった。
続いてカミルとジェイド。
カミルは、まだ苦しんでいた。
前回、大きく感情が崩れたあと、立ち直ったと思っていた。
しかし、まだ終わっていなかった。
泣き叫び、怒り、笑い、感情が次々とあふれ出す。
本人も、自分で何が起きているのか分からないのだろう。
今が踏ん張りどころだ。
負けるな。
心からそう思った。
そして僕とジョン。
今回は「喜び」と「悲しみ」。
僕の想像上の環境はこうだ。
妹は明日、出産予定日を迎える。
頼まれて家へ荷物を取りに行くと、タンスの奥から細かく切り裂かれたベビー服が出てきた。
それは八年前、流産した時に母から贈られた、妹自身が赤ちゃんの頃に着ていた服だった。
悲しみのあまり切り裂いた。
それでも捨てることだけはできなかった。
僕は、その服を一針一針、完璧に縫い直し、明日妹へ届ける。
そんな設定だった。
自分でも、かなりいい想像上の環境を作れたと思う。
結果も、とても良かった。
悲しみを抱えて帰ってきたジョンを、僕が自然に受け止める。
無理に励ますわけでもなく、ただ寄り添う。
いい空気が流れた。
ジミーも、
「Very nice!」
と強く褒めてくれた。
……その後は早口すぎて、半分しか聞き取れなかったけれど。
授業が終わると、カミルが一人ぽつんと座っていた。
近づいてハグをすると、彼女は再び泣き出した。
不安や苦しさが一気にあふれ出したのだ。
僕は何と言えばいいのか分からなかった。
だから正直に伝えた。
「僕は君のことを理解しているよ。」
その言葉だけは、本心だった。
午後はダンス。
続いてミュージック。
ジェイドが歌ったのは『Crazy』。
教室は大いに盛り上がった。
最後はスピーチ。
今日も集中して取り組む。
放課後はジムで体を鍛えた。
帰宅すると、一気に疲れが押し寄せてきた。
少し昼寝をしてから、歌や発音など、いつもの日課を終わらせる。
今夜は2号室のHさんの友人が遊びに来ていた。
ちょっとした有名美容師らしい。
ブロードウェイの格安チケットの取り方を教える代わりに、髪を切ってもらった。
ありがたい。
今日もよく頑張った。
明日は、今日以上に頑張ろう。
それでは、おやすみなさい。


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