NY通信Vol.128:のんびりと闘牛に行きたい!

公園でコーヒーを飲みながら戯曲を読む

11時30分起床。

久しぶりによく眠った。

お茶を飲みながら友人たちの日記を読み、のんびりとした休日が始まる。

朝昼兼用の食事は手作りハンバーグ。

固かった。

どうやら練り方と、つなぎが足りなかったらしい。料理もなかなか奥が深い。

外へ出ると驚くほど暖かい。

「ニューヨークの冬はマイナス20度になるぞ」と散々脅されて来たのに、この日は春のような陽気だった。

コーヒーを入れたマグカップを片手に近所の公園へ向かい、読書を楽しむ。

読んだのはウィリアム・インジの『ピクニック』。

アメリカでは、ピクニックはただのお弁当ではなく、若い男女が集まる社交の場でもあるらしい。

美しいけれど少し知性に欠ける姉。

知的な妹。

そこへ現れる二人の男性。

スマートだが物足りない男と、粗削りだが魅力あふれる男。

そんな人物たちが織りなす、ひと夏の恋の物語だった。

事件が起きるわけではない。

それでも、人と人との機微を丁寧に描いた作品で、こういう静かな芝居もやっぱり好きだなと思った。

ヘミングウェイの『日はまた昇る』を思い出した。

僕が何度も読み返している、大好きな小説だ。

あの作品を読むたびに思う。

「いつかスペイン・パンプローナの闘牛を見に行きたい。」

派手なストーリーではない。

でも、不思議と心に残る。

気が付けば、もう10回以上読んでいる。

おすすめの一冊だ。

午後からは、いよいよ原書での読書をスタート。

選んだのはニール・サイモンの『おかしな二人』。

舞台でも演じたことがあり、大好きな作品だ。

英語版と日本語訳を膝の上に並べ、辞書を横に置いて読み進める。

……結果は二幕の途中でギブアップ。

やっぱり原書は簡単ではない。

それでも、一歩前進した気がした。

その後は英語のレジュメ作りも少し進める。

昼寝もして、本も読んで、少し勉強もした。

そんな穏やかな休日だった。

それでは、おやすみなさい。

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