朝7時30分起床。
いよいよ後期が始まった。
ここから5月半ばまで約4か月半。途中に長い休みはない。長丁場だからこそ、今年は何より体調管理を大切にしようと決めた。
1コマ目はアクティング。
気持ちを新たに、「開眼」と墨で書いた黒いファイルを開く。冬休みの決意を、そのまま新学期へ持ち込んだ。
授業の前には冬休みの近況報告があった。
ジミーは家族が次々と体調を崩し、大変な休みだったそうだ。奥さんもまだ回復していないらしい。
そして、もう一つ残念な知らせがあった。
メリルも学校を辞めることになった。
以前からそんな予感はしていたが(NY通信Vol.100参照)、現実になるとやはり寂しい。
これでクラスを去ったのはハル、ヘス、そしてメリルの3人。
留学生活では避けられないことだと分かっていても、仲間との別れには慣れない。
この日から始まったテーマは**「Emotional Preparation(感情準備)」**。
シーンに入る前、登場人物として必要な感情をあらかじめ作り、その状態で舞台に入るトレーニングだ。
内容は知っていたし、自分でも取り入れていたが、今回はあえて先入観を持たず、真っ白な気持ちで学ぶことにした。
「ここは君の部屋。好きなだけ時間を使って感情を準備してから入ってきて。」
ジミーはそう言った。
最初に挑戦したのはマックス。
教室を出て5分後、涙を流しながら戻ってきた。設定は「恋人ががんを患っている」。
続いてキャシー、デイル、ダーニャ、クリス、アリス、ジャック、カミル、ジョン、マコーレ……。
悲しみや恐怖を扱う設定が圧倒的に多かった。
その中でアリスの質問に対して、ジミーがこんなことを言った。
“Real joy is hard. Misery is easy.”
「本物の喜びを表現するのは難しい。悲しみは簡単だ。」
思わず笑ってしまった。
そして、まったくその通りだとも思った。
僕の番は金曜日。今から楽しみで仕方がない。
2コマ目はダンス。
冬休みにジムへ行ったのは結局一回だけ。見事に体がなまっていた。
3コマ目はミュージック。
こちらも気合を入れ直す。
4コマ目はスピーチ。
宿題を聞き逃していたことに授業直前で気付く。
テーマは「今までで一番思い出に残っているクリスマス」。
その場で慌ててメモを書き、即興で4分以上話した。
しかも、少し笑いも交えながら。
思った以上にうまく話せて、「よし!」と小さくガッツポーズ。
放課後は日本食料品店へ行き、のど飴とのどスプレーを購入。
冬休み中ずっと部屋の乾燥で喉を痛めていて、歌の練習も休んでいた。
帰宅後、恐る恐る4回だけ歌ってみる。
その後は日課をこなし、後期のトレーニング計画を見直した。
新しい習慣も少し増やした。
まだ続くか分からないので詳しくは秘密。
でも、今回は続けられる気がしている。
というわけで、今日からまた5速で走り出す。
明日は6速でいこう。
それでは、おやすみなさい。


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