朝8時起床。
1コマ目はアクティング。
授業では「Emotional Preparation(感情準備)」について、ピケがこんな質問をした。
「感情準備って、どうやる?」
ダーニャが模範的な答えを返す。
するとピケは、
「君の答えは100%正しい。でも、僕はもう一つ付け加えたい。それは**Dialogue(対話)**だ。」
と話し始めた。
彼は舞台へ出る前、想像上の世界にどっぷり浸かり、その中で相手と実際に対話をするという。
頭の中で考えるだけではなく、体を使って相手とやり取りすることで、自然に感情が生まれてくるという考え方だった。
感情準備で対話を「想像」したことは何度もある。
でも、実際に声に出して対話をしてみたことはなかった。
今度ぜひ試してみようと思う。
とはいえ、頭の中で一人対話することなら昔からよくやっている。
朝までは起きていられないので、途中で終わるのだけれど(笑)。
頭の中には6人の自分がいて、一つの問題について、それぞれ違う立場から主張し議論する。
最後に結論を出すのはやはり自分なのだが、意外と客観的な答えにたどり着くことが多い、、と思う。
2コマ目はバレエ。
ピルエットがようやく1回転できるようになったところで先生から、
「カツ、2回転やってみなさい。」
と言われた。
勢いよく回った結果――。
見事に仰向けで転倒。
まだ早かったらしい。
3コマ目はミュージック。
ダンとハロルドは、本人たちも認める通り歌が苦手だ。
それでも二人とも真面目に練習している。
そしてこの日、ハロルドがついに音程を取れた。
決して完璧ではない。
それでも、自分のことのようにうれしかった。
4コマ目はキングストン先生のアクティング。
この日の感情準備では、アリス、キンバリー、ベスが涙を流した。
特にキンバリーの静かな芝居はとても印象的だった。
設定は、
「父親から、女優になる夢を完全に諦めろと言われた。」
というもの。
20代前半のキンバリーやベスには強く響いたようだ。
一方、年上組は意外なほど冷静だった。
放課後はダンと話しながら帰宅。
英語が拙い僕の話にも、いつも最後まで付き合ってくれる、本当に優しい友人だ。
その帰り道、ダンが突然言った。
「カーツ、『カラオケ』はね、カ~ラオキって発音するんだよ。」
いやいや、それは違う(笑)。
「ダン、カラオケは日本で生まれた言葉だから、日本語の『カラオケ』でいいんだよ。ちなみに『カラ』は空っぽ、『オケ』はオーケストラの略なんだ。」
そう説明すると、とても驚いていた。
発音でもう一つ面白いことがある。
英語の発音教材には「HONDA」が載っているのだが、音声では「ホーンデュ」のように発音されている。
でも、そこだけは譲れない。
僕は毎回
「ホンダ!」
と読んでいる。
帰宅後は日課をこなした。
しかし計画を立て直してみると、全部合わせて5時間。
さすがにこれは続かない。
4か月続けるには無理がある。
もう一度現実的な計画を立て直そうと思う。
今日も一日、よく頑張った。
明日は、今日以上に頑張ろう。
それでは、おやすみなさい。


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