NY通信Vol.139:100万ドルの笑顔にキス!

稽古中に自然な笑顔を見せる演劇学生。

7時30分起床。

風邪は少し落ち着いてきた。

1コマ目はアクティング。

最初はジェイドとマコーレ。

ジェイドは、嫌われている祖母に気に入ってもらうため、ケーキを作っているという設定。

一方のマコーレは、深い悲しみを抱えて部屋へ入ってくる。

二人とも感情は十分だった。

ただ、ジェイドは相変わらず少し斜に構え、マコーレは相手とのつながりを必死に求め続ける。

そのまま十五分ほど膠着状態が続いた。

そして、ついにマコーレの感情が爆発する。

勢い余ってケーキを壊してしまった。

そこから一気に空気が変わった。

ジェイドが築いていた壁が崩れ、本当のコミュニケーションが始まったのだ。

見応えのあるシーンだった。

ジミーも特にマコーレを高く評価していた。

「知性と鋭さが共存している。」

「君は面白い。ずっと見ていたくなる。」

「表現の引き出しが本当に多い。」

これ以上ないほどの賛辞だった。

続いてベスとマックス。

この日の主役は、何と言ってもベスの笑顔だった。

本当に「100万ドルの笑顔」という表現がぴったり。

どんな険しい表情でも、一瞬で和らげてしまうような不思議な力がある。

シーンの途中、二人の間には何度もすれ違いが生まれる。

それでもベスが笑うだけで、マックスも思わず笑顔になる。

教室全体まで明るくなるようだった。

思わずマックスは、

「君、本当にかわいい。キスしてもいい?」

と勢いで言ってしまう。

もちろん、あっさり断られて落ち込んでいたけれど(笑)。

でも、その気持ちは分かる。

ちなみに僕は、ほっぺにキスを何度かしてもらったことがある。

これは自慢。

2コマ目はダンス。

3コマ目はミュージック。

4コマ目はスピーチ。

どの授業も集中して取り組んだ。

帰宅後は日本食材店へ。

二週間ほど米を切らしていて、どうしても食べたくなっていた。

惣菜も買い込み、久しぶりの日本の味を思う存分楽しむ。

次に歌う曲も決めた。

ただ、風邪の影響か体はまだ少し重い。

クラスでも半分くらいが風邪をひいている。

そういえば毎回、一番最初に体調を崩すのはハロルドのような気がする。

そして、その十日後くらいに僕が風邪をひき、その後さらにクラス全体へ広がっていく。

どうやら、このパターンらしい。

次からはもっと気を付けよう。

今日は早めに休むことにする。

明日にはすっかり治っていますように。

それでは、おやすみなさい。

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