NY通信Vol.166:巨大ネズミと名言!

演劇学校へ向かう途中、ニューヨークの路上で遭遇した巨大なネズミ。

7時15分起床。

蛇口をひねる。

お湯が出ない。

仕方がないので鍋でお湯を沸かし、何とか身支度を済ませて学校へ向かう。

その途中、巨大なネズミ(40㎝程)と遭遇。

さすがニューヨーク。

朝からなかなか強烈である。

学校では今日もダーニャと朝練。

1コマ目はアクティング。

最初はダンとマックス。

シーンの始まりを、ジミーから何度もやり直すように言われる。

おそらく10回くらい。

それでもダンは、繰り返すたびに少しずつ良くなっていく。

このまま続けるしかない。

頑張れ、マイフレンド。

続いてハロルドとジェイド。

ハロルドは相変わらず素直で、とてもいい。

ここに少し軽さが加われば、さらに魅力的になると思う。

ジミーが言った。

「君の中には、とてつもなく大きな感情の蒸気機関がある。それに従え。」

印象に残る言葉だった。

ジェイドもいい。

ただ、芝居中に客席へ背中を向けてしまう癖がある。

続いてマットとキャシー。

ジミーはマットに、

「本当にソファから立ち上がりたくなるまで、立つな。」

と指示する。

形で動くのではなく、衝動が生まれるまで待つ。

二人のシーンも少しずつ良くなっていた。

そして僕とダーニャ。

シーンを終えると、ジミーが言った。

「Amazing!」

「途中でカツは、もう少し早く出ていきたくなったんじゃないかと思った。それ以外は何も言うことがない。Very good!」

一回で終了。

自分でもいい感触はあった。

でも、もっとやりたかった。

今回は特別なアクティビティは用意しなかった。

僕はスーツをきちんと着込み、ダーニャを車で送ってきたという設定にして、手の中で車の鍵をもてあそぶ動きを加えた。

次回は、また別のことを考えよう。

最後はカミルとマックス。

ジミーから、

「台詞を話しながら動き回るな!」

と注意されたカミル。

すると今度は、靴底が床に張り付いたように一歩も動けなくなった。

分かる。

僕にもまったく同じ経験がある。

動くなと言われたら、本当に動けなくなる。

この道は、いつか来た道。

頑張り過ぎずに頑張れ、カミル。

午後はバレエ。

続いてスピーチ。

今日もそれぞれの課題に取り組んだ。

帰宅後は、日課を半分済ませ、夕食と仮眠。

しばらくすると、管理人のザヒがやって来た。

お湯と暖房の状態を確認するためだ。

彼はバングラデシュ出身。

お酒を振る舞いながら30分ほど話をした。

ザヒも、かなり面白い人物である。

詳しく書くと長くなりそうなので、その話はいずれまた。

スピーチの授業では、

「明日のバレンタインデーに、友人へ贈る言葉を用意すること」

という宿題が出た。

そこでインターネットの名言集を調べてみる。

たくさんある中で、僕の心に引っかかったものを四つ選んだ。

少し重いだろうか。

「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。」

“Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.”

――ガンジー

「私に分かっていることは、私が何も知らないということだ。」

“As for me, all I know is that I know nothing.”

――ソクラテス

「経験とは、あなたに起こった出来事ではない。起こったことに対して、あなたがしたことだ。」

“Experience is not what happens to you. It is what you do with what happens to you.”

――ハクスリー

「偉大なものは、すべてシンプルである。その多くは一つの言葉で表せる。自由、正義、名誉、義務、慈愛、希望。」

“All the great things are simple, and many can be expressed in a single word: freedom, justice, honor, duty, mercy, hope.”

――チャーチル

今日は、明日死んでもいいと思えるくらい生きただろうか。

少なくとも、全力では過ごした。

それでは、おやすみなさい。

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