NY通信Vol.154:人間関係勃発!

演劇学校で向かい合いながら即興演技を行う学生たちの様子。

8時起床。

今日はジェイドの20歳の誕生日。

レッスン前、みんなで「Happy Birthday」を歌ってお祝いした。

僕は坊主頭のジェイドの頭をなでながら歌う。

「ご利益、ご利益。」

そんな冗談にも笑ってくれる。

いい朝だった。

1コマ目は、週に一度のピケのアクティング。

今日もテーマは「繰り返し」。

最初のペアは僕とダン。

朝ご飯もしっかり食べてきた。

体も頭もよく動く。

時々、言葉を選ぶ瞬間に引っかかることはある。

それでも全体としてはかなりいい感触だった。

ピケからも、

「とてもいい。言葉を頭で考えてしまう時以外は、本当にいい。」

と褒められる。

自分でも、今日はかなり良かったと思う。

もちろん、ここで満足はしない。

まだまだ積み重ねだ。

どこの集団にもあるように、この学校にも人間関係がある。

詳しくはまた別の機会に書こうと思う。

今日は、その一端がレッスンに表れていた。

キンバリーとカミル。

カミルは、どうもキンバリーをあまりよく思っていない。

でも、その原因のほとんどはキンバリーではなく、カミル自身の中にあるように見える。

もちろん、これは僕から見えた範囲の話だ。

その感情はレッスンにも出る。

少し意地悪なカミル。

人として成長する助けにはならないかもしれない。

でも、自分を隠さずさらけ出しているという意味では、役者としては大切な時間なのかもしれない。

続いてマックスとダーニャ。

ピケのコメントが入るたびに、ダーニャが「相手とうまくやろう」としていた表面的な賢さが、一枚ずつ剥がれていく。

見ていて面白かった。

ベスとジェイド。

ベスが言う。

「今、自分に問いかけたでしょう? 頭で考えたでしょう?」

ジェイドは思わず叫ぶ。

「あー! やっちゃった! 俺、それ一番嫌なのに!」

するとピケが静かに言った。

「ジェイド。自分でそれに気づけたということは、金やダイヤモンド、ルビーを見つけたのと同じくらい価値があることなんだ。」

その通りだと思う。

気づけることが、成長の始まりなのだから。

昼休み。

誕生日のジェイドに、アボカドサーモン巻きのお弁当をごちそうした。

午後はバレエ。

そしてミュージック。

どちらもいつも通り励む。

最後はクイントンのアクティング。

最初の何組かは、正直あまり面白くなかった。

しかし、キンバリーとブリアナの番で空気が変わる。

一回目。

いまひとつ。

そこでクイントンがブリアナの想像上の環境を変えた。

「恋人に振られた。その時、彼は『太った女性は嫌いなんだ』と言った。」

アクティビティは、

ひたすら食べ続けること。

二回目。

これが最高だった。

怒り。

悲しみ。

悔しさ。

そのすべてを抱えながら、それでもポテトチップス、ピクルス、クッキーを食べ続ける。

キンバリーが何を言っても、その感情を受け止めながら食べ続ける。

教室中、大笑い。

でも笑いの奥には、ちゃんと悲しみもあった。

本当にいいシーンだった。

放課後は帰宅。

いつもの日課を半分ほど済ませる。

テレビでは『L.A.コンフィデンシャル』が放送されていた。

久しぶりに観たが、やはり面白い。

今日は少し早めに寝よう。

今日もよく学び、よく笑った。

明日は、もっと盛り上がる一日にしたい。

それでは、おやすみなさい。

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