9時30分起床。
午前中だらだらと過ごす。
こういう時間も必要だ。
午後は散歩を兼ねて、テルに教えてもらった文房具店「LEE’S ART SHOP」へ行った。
画材や文房具がたくさん並ぶ、なかなか雰囲気のいい店だ。
少し遅くなったが、2007年の手帳とポストカードを購入。
いい買い物ができた。
帰宅後は読書。
劇団のM先輩に薦められた、アゴタ・クリストフの『悪童日記』を読み終えた。
恥ずかしながら、僕はこの本のことをまったく知らなかった。
衝撃を受けた。
『火垂るの墓』を観た時の悲しさに少し似ている。
でも、やっぱり違う。うーん、がんばって言葉にすると
生温かくて鉄臭い血を、500ミリリットルほど一気に飲んだ後のような気持ち。
飲んだことないけど。
『火垂るの墓』では、兄に対してどうしても苛立ちを感じる部分があった。
しかし、この物語の双子にはそれがない。
彼らは、彼らにできる限りのことをしている。
生き延びるために必要なことを、一つずつ身につけていく。
その姿が恐ろしく、悲しく、そして強い。
簡潔で無駄のない文体も、ほとんど僕の理想だった。
ここにヘミングウェイのような自然描写が加われば、完璧なのではないかと思うほどだ。
読みながら泣いてしまった。
これはすごい本だ。
まだ読んでいない人には、ぜひ読んでほしい。
そんな衝撃を抱えたまま、夜のためにカレーを作る。
血の匂いが頭から離れない状態で作るカレーは、なかなかすごいものがあった。
今夜は、ニューヨークで活動する日本人俳優の友人が遊びに来る。
彼は2月に帰国し、その後、僕が以前住んでいたアパートへ入ることになっている。
夜7時過ぎ、彼が到着。
まずはギムレットと枝豆でおもてなし。
それからカレーを食べながら、演技やニューヨーク生活、日本へ帰ってからのことなどをいろいろ話した。
食事の後は、近所のバーへ。
彼の友人たちも大勢集まっていた。
また何か面白いことにつながりそうな、新しい出会いもあった。
日本での健闘を祈ります。
焦らず、のんびりと、それでもざくざく盛り上がってください。
帰宅したのは深夜4時。
すっかり酔ってしまった。
眠い。
というわけで、この日記は翌朝に書いている。
今日はまた、読書などをしながらのんびり過ごそう。
それでは、おやすみなさい。


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