NY通信Vol.130:いよいよ「即興」開始!

即興演技で向き合う二人の演劇学生。

7時30分起床。

1コマ目はアクティング。

今日からレッスンに新しい負荷が加わった。

これまでは「感情準備をして部屋に入る」だけだったが、今日からはすでに部屋でアクティビティをしている相手がいる

つまり、パートナーとのシーンだ。

課題は、

「お互いを感じながら会話をすること」。

……そう。

いよいよ即興が始まった。

「うぉーーー!!」

心の中で叫ぶ。

どうなるカツ。

どうするカーツ!

最初はマックスとベス。

マックスは感情準備がとてもよかった。

一方でベスはアクティビティへの入り込みが少し浅く、お互いを感じ合う瞬間もまだ少なかった。

順番は挙手制。

英語の聞き取りにまだ不安がある僕は、こういう時は少し様子を見ることが多い。

するとパートナーのキンバリーが、

「カツ、やる?」

と声をかけてきた。

その一言で腹を決めた。

「よし、やろう。」

僕の設定は、日本語を覚えたいと言っていた仲の良いクラスメイトが急に引っ越すことになり、その友人へ手作りの日本語単語帳をプレゼントするために作っている、というもの。

キンバリーの設定は、

「恋人が交通事故で重傷を負い、今から病院へ向かう。」

だった。

二人とも涙があふれ、大変なシーンになった。

終わるとジミーからアドバイス。

「カツの想像上の環境をもっと強くしてもいい。例えば、その友人がクラスで唯一の親友だった、とかね。」

さらに、

「何度か、お互いを感じる瞬間を逃していた。」

とも言われた。

まだまだ課題は多い。

でも、それが面白い。

英語で即興。

案の定、キンバリーの最初の一言は聞き逃してしまった。

いやあ、大変だ。

でも、こういう難しいことほど燃える。

やりますよ、ぼく!

ほかにもジョンとダーニャ、アリスとダンが挑戦した。

アリスは相変わらずセックスネタ。

「彼との時間をもっと充実させるため、満面の笑みでコンドームに細工をする」

という設定で、教室中が大笑いだった。

昼休みはジムへ。

この日もランニング。

トレーニングメニューも少しずつ固まってきた。

午後はスピーチ、ミュージックと授業を受ける。

帰宅後は日課を半分終え、お友達の家へ。

13日に予定されているカーネギーホールでの幕間をどうするか、お互いにアイデアを出し合った。

創造的で、とても充実した時間だった。

気分よく帰宅し、DVDで『Mr. Baseball』を観る。

作品を楽しみながらも、ある出演者の演技を見て、

「高倉健さんも、監督からいろいろ演技指導を受けたんだろうな。」

などと、つい俳優目線で考えてしまった。

というわけで、今日も全力。

明日はもっともっとやります。

それでは、おやすみなさい。

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