NY演劇留学記98|今日は、少しだけ自分を褒めたい

7時起床。

朝早く学校へ行き、レビーとシーン・スタディの自主練をする。

そして1コマ目、アクティング。

まずはカミルとキャシー。

真っ赤なドレスを着たキャシー。

部屋を完璧に整え、そこへ夫を奪われたカミルがやって来る。

設定は面白い。

でも、まだ何かが噛み合わない。

続いてブリアナとデイル。

細かな英語までは聞き取れなかったけれど、二人のやり取りはいい感じだった。

ダンとジェイド。

設計技師のダンのもとへ、悪い知らせを持った友人のジェイドがやって来る。

こちらも、まだ発展途上という印象だった。

そして、いよいよ僕とレビー。

正直、必死だった。

終わるとジミーが言った。

「二人とも、きちんとコミュニケーションが取れていた。そのまま続けなさい。」

うれしかった。

僕自身も手応えはあった。

ただ一つだけ感じたことがある。

レビーが、ほんの少しだけ英語のことで僕に気を遣っているようにも見えた。

2コマ目はバレエ。

講師のコールに言われた。

「カツはいつも端っこにいる。今日は前でやりなさい。」

実は僕、端っこが好きだ。

昔、シカゴでクラブへ行った時もそうだった。

隅っこで夢中になって踊っていたら、いつの間にか人だかりができて、周りのみんなが真似をして踊り始めた。

あの頃はバク転までしていたなぁ。

もちろん、バレエでバク転はしない。

でも今日も全力で励んだ。

3コマ目はミュージック。

4コマ目はクイントンのアクティング。

そして、また僕たちの番が回ってきた。

今日二度目のシーン・スタディだ。

クイントンは一度僕を部屋の外へ出した。

その間にレビーへ演技についていくつかアドバイスをし、

「カツに少し気を遣っているね。」

そう伝えたらしい。

そして、もう一度シーンをやる。

終わった。

クイントンが泣いていた。

一見するとシニカルな人だけれど、本当はとても感情豊かな人なのだ。

教室中が拍手に包まれる。

ジョンは帽子を脱ぐしぐさで敬意を表してくれた。

ハロルドは笑顔で握手を求めてくる。

僕自身もしばらく興奮がおさまらなかった。

帰宅後は歌の練習。

夜は、2号室に滞在していたイタリア人のフランチェスカのお別れディナーに招かれた。

えびカツ。

チキンカツ。

そして、たくさんの海苔巻き。

どれも本当においしかった。

今日は本当に盛りだくさんの一日だった。

そして、ものすごい充実感がある。

でも、まだまだだ。

冬休みまで、あと一週間ちょっと。

もっと成長したい。

それでは、おやすみなさい。

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