NY演劇留学記185|カブトムシのさなぎを思い出した休日

休日2日目、悪寒と寒気が続く。

途中で何度か目は覚めたものの、ほとんど丸二日眠り続けていた。

なんとなく思った。

幼虫からさなぎへ変わる時って、こんな気持ちなんじゃないかと。

体の中がぐりぐりと作り替えられていくような感覚。

長い間たまっていた疲れやおりが全部流れ出ていくような感じだ。

この勢いで余分な脂肪まで消えてくれたらいいんだけど・・。


小学生の頃、カブトムシを卵から育てたことがある。

幼虫がさなぎになった時は嬉しくて、毎日のように土から出して眺めていた。

カブトムシの角は、さなぎの時は提灯のように小さく折りたたまれている。

羽化すると、それが伸びて立派な角になる。

そして、いよいよ脱皮。

生まれたばかりのカブトムシは真っ白だった。

少しずつ黒くなり、角も伸びていく。

……はずだった。

ところが、毎日触り過ぎたせいで、角がきれいに伸びなかった。

提灯をつぶしたような形のまま成虫になってしまった。

あの時は、本当に

「カブトムシさん、ごめんなさい。」

と思った。


……いや、何が言いたいかというと、

今は自分もさなぎの時間なんだろう。

無理に動かず、しっかり休もう。

そんなことを考えられるくらいには回復してきた。

それでは、おやすみなさい。

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