10時起床。
フリオはこの日も連泊。
そのため、一日早く到着した先輩には、台所の上にある小さなエクストラルームで寝てもらうことになった。
ところが、その部屋は暖房がほとんど効かない。
4号室のTさんにハンディヒーターと毛布を借りて何とか準備したものの、
「大丈夫かな……。」
と少し心配だった。
翌朝聞いてみると、
「暑いくらいで快適だったよ。」
とのこと。
本当に安心した。
先輩は11時過ぎからマンハッタンへ。
街を歩き、そのあと観劇へ向かった。
一方、フリオは名残惜しかったのか、一日中アパートで一緒に過ごした。
自然と始まる男同士の会話。
もちろん話題の中心は恋愛だった。
ラテン育ちのフリオが語る恋愛体験は、とにかくスケールが違う。
刺激が強すぎて、ここにはとても書けない。
一つだけ紹介すると、
「初体験は10歳。」
……え?
しかも、その続きはさらに驚く内容だったけれど、それは本人の名誉のためにも胸の中にしまっておこう(笑)。
冗談も交えながら、お互いの本音もたくさん話した。
こういう時間を重ねるたびに、少しずつ距離が縮まっていく。
夕方からは、カーネギーでお世話になったミュージシャンのIさん宅へ招かれた。
同じくミュージシャンのAさんも一緒だった。
A先輩はミュージカル『アベニューQ』を観に行くため欠席。
午後6時から夜12時近くまで、
食べて、
飲んで、
話して。
気づけば6時間近くがあっという間に過ぎていた。
その席で聞いたある人生の話が忘れられない。
あまりにもドラマチックで、
「これ、そのまま舞台になる。」
そう思うほどだった。
思わず涙が出そうになった。
詳しくは、また別の機会に書きたいと思う。
こうして休日も終わり。
シーンの台詞は、まだ覚え切れていない。
でも、それ以上に大切なものを充電できた気がする。
明日から、また頑張ろう。
それでは、おやすみなさい。


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