NY通信Vol.155:I Love Dan!

7時30分起床。

1コマ目はアクティング。

最初はマットとブリアナ。

マットは「臆病者」「子ども」という言葉に強く反応し、感情があふれて泣きながらシーンを終えた。

その姿を見ていた僕も、思わず涙がこぼれた。

続いてマックスとダーニャ。

ここ最近、マックスには元気がない。

ジミーは静かに語りかける。

「君は自分の都合で相手とコンタクトしている。大切なのは、その瞬間に起こっていることとコンタクトすることだ。」

そして続けた。

「君が苦しみ始めて二週間くらいになるかな。でも、それはいいことなんだ。私は君なら乗り越えられると信じている。」

その言葉を聞いて、レビーも涙を流していた。

次はダンとキャシー。

ダンは本当にいいやつだ。

アメリカンフットボールをやっていただけあって体は大きい。

まるで肉団子のような体格なのに、驚くほど心が優しい。

僕自身も、これまで何度助けられたか分からない。

この日のキャシーは、いつにも増して激しかった。

思うようにコミュニケーションが取れず、ダンにソースを投げつける。

ダンは怒りで顔が真っ赤になる。

それでも耐える。

さらにキャシーは、ダンが書いていた紙を目の前でビリビリに破り捨てた。

肌が赤く染まる。

怒りは頂点に達しているはずだ。

それでも手は出さない。

最後に、

「出て行け!」

その一言だけで部屋から追い出した。

正直、途中で殴ってしまうのではないかと心配だった。

でも、ダンはそうしなかった。

本当に優しい男だ。

だからこそ、もし本気で怒らせたら誰よりも怖い人なのかもしれない。

一方で、キャシーについても考えさせられた。

これまで彼女は、自分の激しさを社会性で抑えて生きてきたのだろう。

ここでは、その蓋を外していい。

いや、外さなければならない。

その解放感を、今は純粋に楽しんでいるようにも見えた。

ジミーは彼女に言う。

「キャシー、君はコメディエンヌになれる。」

その言葉で彼女はさらに生き生きとした。

確かに、怒りで湯気が出そうなダンを相手に、無邪気なほど自由なキャシーは滑稽でもあり、僕も思わず笑ってしまった。

もしお互いがその構図を理解した上で演じているなら、それは素晴らしいコメディになる。

でも、今はまだ違う。

二人とも、それを自覚してはいない。

だから僕は、少し複雑な気持ちになった。

もちろんキャシーが根は優しく、家族思いで負けず嫌いなことも知っている。

だからこそ、今の彼女を見ていると、まだ子どもなのだとも感じた。

そして、そんな彼女に反感を抱いてしまう自分も、まだまだ未熟なのだろう。

昼休みはジムへ行き、走る。

午後はスピーチ。

暗唱はまずまず。

続いてダンス。

ダンが途中で早退した。

少し心配になる。

帰宅して仮眠と夕食。

夜10時過ぎからはパーティーへ。

大いに盛り上がった。

二年生のカイがルームメイトや日本人留学生を連れてきていて、たくさん話をすることができた。

楽しい夜だった。

カメラも持って行っていたのに、盛り上がりすぎて一枚も撮り忘れた。

唯一撮ったのは、バーの写真だけ。

しかも、もうかなり盛り上がった後だった。

最後までダンは来なかった。

やっぱり少し心配だ。

深夜3時過ぎ。

フリオが「泊めてくれ」と言うので、一緒に帰宅。

そのまま倒れ込むように眠った。

というわけで、この日記は翌朝書いている。

日本は、これから夜ですね。

それでは、おやすみなさい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました