7時30分起床。
1コマ目はアクティング。
最初はマットとブリアナ。
マットは「臆病者」「子ども」という言葉に強く反応し、感情があふれて泣きながらシーンを終えた。
その姿を見ていた僕も、思わず涙がこぼれた。
続いてマックスとダーニャ。
ここ最近、マックスには元気がない。
ジミーは静かに語りかける。
「君は自分の都合で相手とコンタクトしている。大切なのは、その瞬間に起こっていることとコンタクトすることだ。」
そして続けた。
「君が苦しみ始めて二週間くらいになるかな。でも、それはいいことなんだ。私は君なら乗り越えられると信じている。」
その言葉を聞いて、レビーも涙を流していた。
次はダンとキャシー。
ダンは本当にいいやつだ。
アメリカンフットボールをやっていただけあって体は大きい。
まるで肉団子のような体格なのに、驚くほど心が優しい。
僕自身も、これまで何度助けられたか分からない。
この日のキャシーは、いつにも増して激しかった。
思うようにコミュニケーションが取れず、ダンにソースを投げつける。
ダンは怒りで顔が真っ赤になる。
それでも耐える。
さらにキャシーは、ダンが書いていた紙を目の前でビリビリに破り捨てた。
肌が赤く染まる。
怒りは頂点に達しているはずだ。
それでも手は出さない。
最後に、
「出て行け!」
その一言だけで部屋から追い出した。
正直、途中で殴ってしまうのではないかと心配だった。
でも、ダンはそうしなかった。
本当に優しい男だ。
だからこそ、もし本気で怒らせたら誰よりも怖い人なのかもしれない。
一方で、キャシーについても考えさせられた。
これまで彼女は、自分の激しさを社会性で抑えて生きてきたのだろう。
ここでは、その蓋を外していい。
いや、外さなければならない。
その解放感を、今は純粋に楽しんでいるようにも見えた。
ジミーは彼女に言う。
「キャシー、君はコメディエンヌになれる。」
その言葉で彼女はさらに生き生きとした。
確かに、怒りで湯気が出そうなダンを相手に、無邪気なほど自由なキャシーは滑稽でもあり、僕も思わず笑ってしまった。
もしお互いがその構図を理解した上で演じているなら、それは素晴らしいコメディになる。
でも、今はまだ違う。
二人とも、それを自覚してはいない。
だから僕は、少し複雑な気持ちになった。
もちろんキャシーが根は優しく、家族思いで負けず嫌いなことも知っている。
だからこそ、今の彼女を見ていると、まだ子どもなのだとも感じた。
そして、そんな彼女に反感を抱いてしまう自分も、まだまだ未熟なのだろう。
昼休みはジムへ行き、走る。
午後はスピーチ。
暗唱はまずまず。
続いてダンス。
ダンが途中で早退した。
少し心配になる。
帰宅して仮眠と夕食。
夜10時過ぎからはパーティーへ。
大いに盛り上がった。
二年生のカイがルームメイトや日本人留学生を連れてきていて、たくさん話をすることができた。
楽しい夜だった。
カメラも持って行っていたのに、盛り上がりすぎて一枚も撮り忘れた。
唯一撮ったのは、バーの写真だけ。
しかも、もうかなり盛り上がった後だった。
最後までダンは来なかった。
やっぱり少し心配だ。
深夜3時過ぎ。
フリオが「泊めてくれ」と言うので、一緒に帰宅。
そのまま倒れ込むように眠った。
というわけで、この日記は翌朝書いている。
日本は、これから夜ですね。
それでは、おやすみなさい。


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