NY演劇留学記101|レビーとカレーを食べながら自主練

10時30分起床。

休日らしく、夕方までのんびり過ごす。

掃除をして、洗濯をして、読書。

そんな穏やかな一日だった。

今日は、

アーサー・ミラーの**『セールスマンの死』**、

ソーントン・ワイルダーの**『わが町』**

を読み終えた。

『セールスマンの死』は、恥ずかしながら日本語で読むのは今回が初めて。

本当に悲しい作品だ。

読んでいて、『火垂るの墓』の清太に感じるような、もどかしさと切なさが何度も込み上げてきた。

一方、『わが町』は特別な作品だ。

文学座では研究所時代、必ず取り組む戯曲。

僕も11年前、演劇を始めて最初に演じたのがこの作品だった。

読み返すと、当時の稽古が一気によみがえる。

少し照れくさく、でも温かい気持ちになった。

やっぱり名作だ。

夕方5時。

レビーが家にやって来た。

シーン・スタディの自主練をする約束だった。

せっかくなので、大鍋いっぱいのカレーを作って待っていた。

ビールで乾杯し、カレーを食べる。

僕が提案して、せっかくだからインド式に手で食べてみることにした。

レビーは大のインド好き。

役者になる夢がなければ、インドへ移住したいと言うほどだ。

実際、世界を旅したあと、半年間インドで暮らしていたらしい。

本当に面白い人だ。

食後はソファに座り、リピティション(繰り返し)のエクササイズ。

お互い肩の力が抜けているので、とても自然にできる。

「みんな、いつもこんな感じならいいのにな。」

そんなことを思った。

その後はシーン・スタディ。

セリフを正確に言うことよりも、相手とのコミュニケーションを大切にしながら稽古を進める。

とてもいい時間だった。

稽古が終わると、しばらく他愛のない話をして、レビーは8時前に帰っていった。

これで休日も終わり。

しっかり充電できた。

冬休みまで、残り一週間。

最後まで燃え尽きよう。

それでは、おやすみなさい。

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