NY演劇留学記63|ファニーガイ、ピケ!

ニューヨークで演劇を学ぶ日本人留学生
笑いながら、 少しずつ深くなっていく演技レッスン。

7時30分起床。

帰国する1号室の彼と、
少し話をして、
8時に見送る。

1コマ目、
アクティング。

週一、
ピケの日だ。

今日印象的だったのは、
キンバリ
(気の強い女子)
に対して、

「scold acting」

と指摘したこと。

“怒ってる演技”
という意味だ。

なるほど、
と思った。

ここで、
ピケについて少し。

彼は、
マリオみたいなヒゲを生やしている。

白スニーカー、
白ソックス、
そして異常に短いジーンズ。

とにかく、
しゃべる。

全コメントに
「F***」
連発。

下ネタ連発。

人をおちょくり倒す。

もちろん、
全部、
愛情込みで、
しかも的確だ。

時々、
自分で盛り上がりすぎて、

「誰か私を止めてくれ〜!」

と叫ぶ・・笑

もちろん、
その効果を
完全にわかった上で。

そんな彼が今日、
珍しく真顔で言った。

「私を信じろ!
 私が疑われるような人間か!」

もちろん、
これまでの言動から信頼している。

でも、
ぱっと見、
どう見ても
怪しいおじさんにしか見えない

吹きそうになった。

2コマ目、
バレエ。

ひたすら、
はげむ。

3コマ目、
ミュージック。

今日は月一の講義。

テーマは、
テンポ、
ビート、
休符。

ひたすら、
はげむ。

4コマ目、
アクティング。

週一クイントン。

印象的だったのは、

「二人にカードはいらない」

という言葉。

リピーティング中に、
駆け引きをするな。

その瞬間に生きろ、
ということだ。

放課後、
自主練。

公園で、
メリル
(気のいい女子)
とやる。

途中、
彼女が突然、

「I am imitating you!」

と言ってきた。

“imitate”
は、意味はマネをするだけど、
「からかう」
みたいな意味もあるみたい。

まあ、
メリルは親しみを込めて

言ってくれてるみたいだけど。

その瞬間、
気づいた。

彼女の手の動きが、
僕と違う。

つまり、
完璧には真似できていない。

そこで、
スイッチが入った。

「You are not imitating me.
See!
Now I’m imitating you!!」

と言って、
彼女を完コピ。

一挙手一投足、
笑い声まで全部。

メリル、
大爆笑。

最後は、
公園の地面に
仰向けになって笑っていた。

外なのに。

お互い、
笑い転げて終了。

一旦帰宅。

食事して、
少し仮眠。

……あ!

寝過ごすところだった!

今日は夜、
芝居を観に行くのだ。

学校の卒業生主演。

ギリギリ間に合った。

作品は、
オスカー・ワイルドの

『The Importance of Being Earnest』

3時間半。

長い。

3幕は少しダレたけど、
全体的には面白かった。

12時前帰宅。

疲れた。

今日はもう寝る。

今週ラスト一日。

全力を尽くす。

それでは、
おやすみなさい。

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