7時30分起床。
ニューヨーク生活26日目。
……また目覚ましが鳴らなかった。
念のため、
コータロー君の目覚ましもセットしておいて正解だった。
1コマ目はアクティング。
週明けから、
思いっきり感動した。
今日の主役は、
デイル
(中国系アメリカ人)。
以前も書いたけど、
彼にはちょっと“コマッタチャン”な一面がある。
前回のアクティビティは、
「ラクロスラケット卵キャッチ」。
卵パックを出した瞬間、
ジミーに止められていた。
そして今回。
彼のアクティビティは――
「手を使わず、足の指でスヌーピーを描く」
……またか。
正直、
誰もがそう思った。
アクティビティの意味を、
履き違えているんじゃないかと。
相手はレビー。
彼女が部屋へ入ると、
デイルは足指にマジックを挟み、
必死にスヌーピーを描いている。
レビーも思わず笑って、
「You are acting!」
と言った。
でも、
今日は何か違った。
彼、
本気で没頭していた。
足で絵を描くのは、
相当大変らしい。
足がつりそうになりながら、
「F***」を連発しつつ、
必死に描き続ける。
最初は半笑いだったクラス全体も、
徐々に引き込まれていった。
結局、
スヌーピーは完成しなかった。
そこでジミーが、
その作業の意味
(イマジナリー・サーカムスタンス)
を聞く。
デイルが答える。
「従妹の女の子が、
クラスになじめず悩んでいる。
俺は彼女を励ますために――」
そこまで言った瞬間、
彼は号泣した。
そう。
彼は、
「不可能なことなんてない」
ということを、
自分の身体を使って伝えたかったのだ。
その子の好きなスヌーピーを、
手を使わず描いて贈ろうとしていた。
完成できなかったことが、
悔しくて泣いたのだ。
……完全にやられた。
週明けから、
こっちまで泣いてしまった。
今日、
一つ大きく心に刻んだ。
「思い込みで人を判断しない。
最後まで見届ける。」
今までも気をつけていた。
でも、
今日は改めて強く刻まれた。
ちなみに今日は、
僕もヘス
(母性満載の彼女)
とやった。
二人とも泣いて大変だった。
長くなるので、
そこはまた別の機会に。
2コマ目はスピーチ。
3コマ目はミュージック。
ひたすら励む。
昼休みは、
ジェイド
(19歳、生意気盛り)
と自主練。
いい感じで終わる。
放課後は、
受付のローズおばあちゃんを訪ね、
新聞記事について話す。
別れ際、
彼女から新しい挨拶を教わった。
「Happy thought!」
なんか、
いい言葉だ。
その後、
携帯ショップへ。
やっぱり携帯が壊れていた。
修理してもらう。
さらにその後、
入院中のYさんのお見舞いへ。
どうやら食中毒らしい。
原因はまだ分からない。
神社の友人からもらったお守りを渡し、
下着も買っていった。
それにしても、
病院食に驚いた。
ハンバーガーと、
フライドポテト。
……食中毒患者に?
どうなってるんだ、
アメリカ。
その後、
一緒に見舞いへ行ったKさんが
神社に興味を持ったので、
友人の神社へ案内する。
そのまま歩いて帰宅。
疲れた。
日課を終え――
気づいたら寝ていた。
12時過ぎ。
今日は、
クリスに借りたDVDを観て、
本も読む予定だったのに。
……まあ、
いっか。
というわけで、
今日はここまで。
明日も全速力でいく。
おやすみなさい。
Happy thought!


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