ニューヨークでの演劇留学も終盤に入り、演技レッスンではシーン稽古がさらに細かくなってきました。
この日、ピケは「シーンに踊らされてはいけない」と指摘し、相手と囁くようにセリフを交わす”囁き戦術”を紹介。大きな感情をぶつける前に相手へ意識を集中させることで、自然なコミュニケーションが生まれるという考え方です。
休憩時間には、キンバリの一言をきっかけに教室で日本語ブームが到来。「はじめまして、私は○○です。」をみんなで練習し、翌日からは「愛してる」を覚える約束までして、クラス中が笑いに包まれました。
午後のクイントンの授業では、ダンが実生活で腹の立つことを次々と語らされ、普段とのギャップにクラスは大爆笑。具体的な感情を引き出すための演出に、演技指導の奥深さを改めて感じました。
夜は、日本人俳優の知人に招かれ、日本小料理屋風の新しい居酒屋のプレオープンへ。「料理を無料で試食し、率直な感想を伝えてほしい」というユニークな企画です。
大根サラダ、昆布締め、穴子焼き、茶碗蒸し、春巻き、五穀米、日本酒まで次々と運ばれ、本気で味わいながらメモを取り続けました。特に茶碗蒸しは絶品で、最後には感謝の気持ちとしてチップを置いて店を後にしました。
演劇も、人との出会いも、日本食も楽しめたニューヨークらしい一日。留学生活も残りわずかですが、一日一日が濃密な思い出になっています。


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