朝7時に起床。
早朝自主練習へ向かう準備を終えたその瞬間、パートナーのカミルから電話が入りました。
「体調が悪くて今起きた……。」
「OK、ゆっくり休みな。」
そう返事して、思いがけず平日の二度寝を満喫することになりました。
アクティングの授業では、ジョンとダンのシーンが印象的でした。
大きな仕事が決まりそうで上機嫌のジョンと、オーディションで厳しい評価を受けて落ち込むダン。
最初は少し硬かったダンも、少しずつ自然になっていきます。
その様子を見ながら改めて感じたのは、
「この人たちが、このあと何をやってくれるんだろう。」
舞台には、生身の人間だからこそのワクワク感があります。
それこそが演劇の醍醐味なのだと思います。
一方で、ジェイドとアリスのシーンでは、感じたことが行動になるまで少し時間がかかっていました。
ジミーがそこを指摘すると、アリスは反論します。
その気持ちはよく分かります。
役者なら誰でも最初は「そんなつもりじゃない」と思うものです。
でも、信頼できる第三者が「そう見える」と言うなら、意見として受け止めなければなりません。
昼休みのロッカールーム。誰かのバイト先から不定期に差し入れられる大量のベーグルを食べながら、
落ち込んだジェイドがぽつりと言いました。
「最近、芝居が難しくて仕方ないんだ。最初は楽しかったのに。」
その言葉に、
「本当に分かるよ。」
と答えると、周りのみんなも自然と集まってきました。
ジョン、マット、マックス、ダン。
誰も茶化さず、みんなでジェイドを励ましていました。
その光景を見て、
「ああ、いい仲間たちだな。」
と、素直に思いました。
放課後はカミルが体調不良で早退したため自主練習は中止。
帰宅後は歌の練習に没頭し、歌詞もほぼ暗記。
さらにシーンで使う小道具も買い揃え、準備は着々と進んでいきます。
その途中、管理人のザヒが手作りの靴箱を持ってきました。
女性たちのブーツが収まりきらないことを気にして、自分で作ってきたそうです。
さらに、住人みんなの写真を飾るスペースまで用意して、
「最初の一枚はカツが貼りな。」
そう笑って言ってくれました。
こういう何気ない優しさに、何度も救われます。
夜、カミルから再び電話。
シーンのことを気にしていましたが、
「今は稽古より体を治すこと。元気になったらまた毎日やろう。」
そう伝えて電話を切りました。
焦るより、まず健康。
それも演技を続けるためには大切なことなのだと思います。
一日が終わるのは本当にあっという間。
明日は今日より少しでも面白い一日になりますように。


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