7時起床。
1コマ目、アクティング。
週に一度のピケのクラスだ。
今日はカミルとキャシーのやり取りを見ながら、あらためて感じたことがあった。
キャシーは相手に強く求める。
思ったことをそのままぶつける。
見ているこちらとしては「そんなに急がなくても」と思う場面もあった。
でも、その瞬間の彼女は、自分の感情にとても素直だった。
それが彼女の資質。
繰り返し(リピティション)は、演技力だけではない。
その人が持つ性質が、大きく表れる。
あらためて実感した。
続いてデイルとブリアナ。
デイル
「I don’t want you to point me out.」
(僕のことをあれこれ指摘してほしくない。)
ブリアナ
「You don’t want me to point you out.」
(あなたは私に指摘してほしくないのね。)
デイル
「You heard me.」
(ちゃんと伝わったよね。)
ブリアナ
「I heard you.」
(伝わったわ。)
ここでピケが止めた。
「デイル、本当に言いたいことを言っていない。」
「君が本当に言いたかったのは、『Stop embarrassing me!(僕を困らせるようなことを言うな!)』じゃないか。」
なるほど。
言葉より、その奥にある本音を見る。
これも演技なのだ。
2コマ目はバレエ。
ひたすら励む。
3コマ目はミュージック。
今日は歌う日。
曲は “Starting Here, Starting Now”。
前回は散々だった。
だからあれ以来、平日はほぼ毎日歌の練習を続けてきた。
歌い始める。
滑り出しは悪くない。
今日は、とにかく楽しもう。
そう決めていた。
すると途中から、本当に楽しくなってきた。
笑顔になり、自然と身振り手振りも大きくなる。
「Take my hand」のフレーズでは、思わず大きく手を差し出していた。
歌い終わる。
教室中が拍手と歓声に包まれた。
よっしゃ!
もちろん、歌は完璧ではない。
途中で声はかすれたし、震えもした。
でも、お客さんには届いた。
そんな手応えはあった。
技術だけじゃない。
楽しんで歌うことの大切さを知った一日だった。
4コマ目はクイントンのアクティング。
印象に残った言葉がある。
「俳優は、すべてを知らなければならない。」
「そして、自分自身をプロデュースしなければならない。」
教室中が静まり返った。
特に女優志望のみんなは、ちゃんと刺さっていた。
放課後はジョンと自主練。
いい稽古になった。
帰宅後、食事を済ませる。
その後、Eダさん、M先輩と一緒にイプセンの『ヘッダ・ガブラー』を観劇した。
ドイツの劇団による現代版。
舞台は面白かった。
でも物語には、当時の事とは言え、やはり共感できなかった。
帰り道も家に帰ってからも演劇談義は続く。
発音練習だけ済ませ、歌は夜遅かったので休みにした。
いよいよ明日で連休最後。
もちろん、マックスでいく。
それでは、おやすみなさい。


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