在庫の壁!
5月販売開始。1件目のお客さんはお友達でした。ご祝儀で買ってくれました。ありがたかったなぁ。
初月5月売上2100円(注文2件)。60万円かけて開店で売上2100円!しょっぱいです。
でも一から自分の力で稼いだと思うと感慨もひとしおでした。半分はお友達のご祝儀でしたけど笑。
そして、大きな壁にぶつかります。在庫です。
これまで開店を目標にやることリストを一つずつクリアしてきました。
なんと在庫に全然頭が行っていませんでした。開店後のことでリストにはありませんでしたし・・はい、ただの言い訳です笑。
在庫の予算も全く考えていませんでした。今思えば本当にバカです!開店時在庫ほぼなしでした。
「5件注文入ったら在庫ないじゃん!」それでやっと気づいたレベルです。
慌てて在庫準備です。開店に60万円使い、結構ぎりぎりなのにまた費用がかかります。
売上2100円なのに・・。
当時の私にとっては思い切った金額、約15万円分、仕入れて在庫を用意しました。
やっと開店作業から解放されてホっとしたのも束の間、またシコシコとスパイスの在庫作りです。
売上2100円なのに・・。
広告の壁!
広告のことも全く頭にありませんでした。開店前リストになかった・・。
開店しても皆さんに知ってもらわなければ売れません。広告予算も考えていませんでした。
楽天内の、様々な広告から「2週間限定3万円」と「開店1年以内向け月1万円」を注文してみることにしました。
広告費3万円+月1万円✕7か月分(5月-12月)=11万円です。
売上2100円なのに・・もういいか笑。
ここで楽天内の広告についてちょっと一言。
楽天内広告は色々あります。超高額広告は楽天市場のトップページに大きく掲載されます。
私の広告はトップページ下に小さくランダムに掲載されます。
広告と売上の関係は一つの学問になるほど深いんです。
楽天担当者がいろいろアドバイスもくれます。
味方だと信じて、私の熱い思いをお伝えして協力とサポートを求めます。
担当者の方も良かれと思って、次から次へと広告をすすめます。
私は新しいことを始める時、まずは幼稚園児になったつもりで、経験者に素直に従います。
自分の経験からやろうとすると何かもったいない気がするからです。
というわけで最初、楽天担当者の言う通り、指示を聞き、広告も購入していました。
しかし、数か月たった頃から事情が変わってきました。
まず2、3か月ごとに担当者が変わります。担当者が変わるのは構いません。ただ仕事の引継ぎが毎回されていなかったんです。
担当者お一人で多店舗受け持つでしょうから細かくは難しいでしょう。でも各店舗の所感くらいは引き継ぐべきだと思います。
ましてや進行中の件はなおさらです。前担当から返事待ちの案件について、次の担当者は全く知りませんでした。それも毎回です。
2~3か月ごとに代わる担当4人目までは、めげずに毎回私の熱い気持ちと、お店の改善点を一からお伝えしていました。
担当変わるたびに「今度こそちゃんと引継ぎをしてくださいね」とも伝えていました。
しかし担当が変わるたびに、私が前の担当者に伝えていることが、新担当者に全く伝わっていない。
さすがに4人目で諦めました。残念ながら信頼も終わりました。もう自分でやることにしました。
広告についても毎回担当者はいろいろ進めてきます。こちらとしては予算も限られているので
「費用対効果はどれくらいあるんですか?」
と至極当然の質問をします。
「そうですねぇ、実際やってみないとなんとも言えないですねぇ・・」
と素人の私でも応えられる答えが返ってきます。結局広告効果とすすめる理由に対して、満足いく答えは頂けませんでした。
担当者からすすめられる広告に乗るのもやめました。これも今後自分で判断します。
あぁああ!グチになっている!!!
(笑)違うんです、私の言いたいことは以下です!
「最初は言われるまま素直に従っていても、自分の頭で考え物事を進めていくことが大事ですよね。」
「情報源を複数持ち、積極的に取りに行く、やっぱり自分の頭で考えることが本当に大事ですよね。」
とは言え、楽天さんのシステムは本当にありがたいです。ネットで注文から代金回収までの仕組みを作ってくれているんですから。
この仕組みを個人で一からやることを考えたら、気が遠くなります。相当ありがたいです。
楽天の担当者さんにしても、今は当時と違うと信じたい。
ただ担当者との交流を一切やめたので改善されているかどうかは確かめようはありません。
広告のお話しに戻ります。当時メルマガもやることにしました。
楽天では一週間に一度無料でメルマガを送れます。対象者は今までご注文頂いた既存のお客様です。
「カレーの起源は?」「スパイスとハーブの違いは?」等、スパイスカレー好きが興味を持てそうなお題で書くことにしました。
売上が上向く 初年度の結果
5月にそのような仕込みを行ったおかげかどうか、6月以降少し売上が上向いてきます。
6月65000円、7月16万円、8月8万円、9月75000円、10月65000円、11月35万円、12月15万円
少ないながら売上を上げるようになってくれました。本当に嬉しかったです。
初年度2013年の売上は約95万円でした。
しかし経費が、開店資金及び在庫広告等含めて約116万円かかり、収支結果は16万円の赤字となりました。
でもド素人が何から何まで手作りした、初年度としては上々の滑り出しだったと思います。
期待と不安満載の中、お店は出発しました。
起業に終わりはありません。起業の5年生存率は10%。9割が5年以内に潰れます。
常にどうしたらもっとよくなるか、改善点を考えています。やることは満載です。
翌年新しい試みを試すことになります。それはまた次回書きます。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
*次回「俳優がカレーのお店出しました(4)売上UPも赤字」に続く
コメント