【NY演劇留学:12/263】マンハッタンを下駄で

8時起床。

今日はチェルシー地区を散策

マンハッタンは約4㎞×20㎞、ハドソン川、イースト川に挟まれた小さな島。

アップタウン、ミッドタウン、ダウンタウンに分かれている。

ちなみに最初住んでいた町工場跡地のような25mプール程の広い部屋はダウンタウン、

次に居候させてもらったNYで神社やっているお友達の部屋はミッドタウン西側、

その後ずっと住んだアパートはミッドタウン東側だった。

今日はミッドタウン西側のチェルシー地区を散策する。

これでマンハッタンの7割制覇。今日はいい天気、気持ちよくマンハッタンを下駄で歩く。

カランコローン、カランコローン♪ すれ違うニューヨーカーが興味津々で僕の足元を見る。

グーッ!と親指を立ててくれる人もいる。

後は自由の女神、イーストビレッジ(日本人いっぱい)、それにハーレムだ。

マンハッタンの他、ブロンクス、クイーンズ、ブルックリン地区はま、今後ぼちぼち攻略する。

チェルシー地区には精肉工場がたくさんあって、その中に「チェルシーマーケット」という魅力的な場所がある。ありとあらゆる新鮮な食材が揃っている。

 アイロンの形をしたビル(フラットアイアンビル)の前から23rdストリートを歩き、ギャラリーのある24thストリート(アンディウォホールのもあった)を歩き、スタバで一休み、そしてチェルシーマーケットへ。

23rdがメインストリートらしいのだがそうでもなかった、SOHOの方がよい。

チェルシーマーケットへ到着。

野菜、フルーツ、お肉はもちろんお魚もあった。お弁当用のチーズ&ハムがなくなったので買おうとしたが、それ持って歩き回るのもと思いあきらめた。

食と植物に関して、こことユニオンスクエアのグリーンマーケットは魅力的な場所として記憶された。

チェルシー攻略後、もう一回SOHOに行くかミッドタウンに行くか迷う。

気になるメガネ屋さんがあるのだ。

SOHOは後日行くことにしてミッドタウンへ行く。3,4件メガネ屋をまわる。

フレームが水牛の角の、かっこいいのがあったんだけど高い、でも欲しい。

これから1年以上つきあうしなぁ・・立派なニューヨーカーになりたいしなぁ・・もう一度SOHO見ることにしてお店のカードをもらって帰る。

途中写真屋にも立ち寄る。そこで「オーディション用の写真は撮れるか?」と聞く。ちょっとやってみる。お楽しみに。

お買い物の話をちょっと。僕はNYに来てまだほとんど物を買っていない。

食料、携帯、ワイヤレス、本とか必需品のみ。食事もほぼ毎日お弁当作ってるし、外食は中華街で食べた蟹味噌小龍包くらいだ。

お買い物リスト(NY通信Vol.10参照)の品物も、本以外はまだ買っていない。

節約はもちろんなんだけど、買うプロセスをじっくり味わいたいという気持ちもあるが・・

大学時代シカゴに10ヶ月間留学

買い物に慎重になる理由はシカゴ留学時代にさかのぼる。

僕は大学時代シカゴに10ヶ月間語学留学していた。おかげで日常会話はぎりぎり大丈夫。

その当時離婚したてのギリシャ系女性マリア宅にホームステイしていた。

そしてマリアはギリシャ系のアレクサンダーとつきあっていた。

マリアとアレクサンダー・・歴史上の偉人だ。でも全然そんな雰囲気はない。

マリアのお尻は僕の3倍くらいあって、すぐにヒステリーを起こす。

そんな時アレクサンダーはマリアの両肩を抱き、目をじっと見つめ、

マ~リ~ア~、リ~ラックス!

と言っていた。アレクザンダーの憂いをもった表情がなんともおもしろかった。

「リ~ラックス!」が脳裏にこびりついて離れない。その年の僕の流行語大賞だった。今でもことあるごとに使う。

ある時マリアに「ジャージが欲しい」と伝えた。そして近くのお店に連れて行かれた、

そこは・・スーパーの二階で洋服とか売ってる所あるでしょ・・そんな感じ。便利だけど、おしゃれではない(ごめんなさい)。

わざわざ連れて行ってくれた手前、いやだといえずマリアが選んでくれたパーカーを買った。

胸に大きく「MAX」と書かれたパーカー・・その後10ヶ月、僕はMAXパーカーで過ごした。

僕の口癖、「マックスでいきます!」はそこから来ている。

そんな甘酸っぱい出来事を思い出した。お買い物の話終わり。

というわけでいよいよ明日購入する。もったいぶって何買うんじゃ俺は。おしまい。

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