【NY演劇留学:11/263】グランドゼロ、ソーシャルセキュリティカード

 9時起床。昨夜NYで初ビールを飲んだ。おかげで朝遅くまで寝ていた。

 今日は9.11だ。朝から追悼番組一色だった。日本でも報道されていたけどやはり当事者ではない。

ここだと間違いなく身近な問題だ。僕は今、グランドゼロから徒歩10分の所に住んでいる。

 夜、ハドソンリバーで「とうろう流し」があった。NYのお坊さん主催で、神社をやってるお友達に誘われて行った。

正直そんなに深い気持ちで行ったわけじゃなかった・・けど隣の黒人のおばちゃんが泣いていた・・。大切な人が亡くなったんだろうか・・。

テロや戦争を正当化する人がいる、どんな理由があろうと絶対だめだ!改めて心に誓った。

夕方のハドソンリバー

 朝もルームシェア中のよーこさんともお話しした。

「自分で蒔いた種をちゃんとしないと終わらないでしょ」という意見は僕もその通りだと思う。

自国の理屈で国益を確保しておいて、後はほったらかし、そして被害者として報復。これでは負の連鎖は終らない。アメリカはフェアで寛容な国、今後期待する。

 ただ、ここにいるとグランドゼロは間違いなく身近な問題だ。それは言える、そしてそれだけしか言えない。

「戦争をしなくてすむ世界をつくる30の方法」という本があるらしい。僕はまだ読んでいない。買い物で意思表示しようとか。具体的で興味深いんだって。読んでみよう。

 そのイベントの最中、テレビ朝日の取材を受けた。

記者:「9.11の今日、この日この場所で何を思いますか」

かつ:「あーっと、えーっと・・その・・(なんとか絞り出す。情けない。)」

もしかしたら報道ステーション出るかもよ、いやカットだな、あれは。

 今日はお昼に家を出た。ソーシャルセキュリティカードを取りに行く。アメリカの身分証だ。

銀行口座と運転免許証(車乗るつもりはないんだけど、免許取るっておもしろそう)にはこれがいるらしい。

 2時間待った・・・結局取れなかった。働く人向けなので学生ビザでは取れないとのこと。

かつ:「そんじゃここアメリカで銀行口座と運転免許証、俺はどうしたら取れるのよ?」

*アメリカではこの一言が本当に重要。日本だと簡単に引き下がることも、アメリカ人は主張する。そして主張することで相手が動くことが結構ある。この経験は今後の自分の生き方に大きく刻まれたエポックメイキングな出来事であった。

カウンターのおばちゃんがパソコンに向かってパチパチ。

”この人はちゃんとした日本人ですよ”的な文章を書いてくれた。本当にこれで大丈夫なのかなぁ。

 その後日本総領事館に在留届けを提出しに行く。ついでにさっきの文章を見せる。

職員さん「多分大丈夫じゃないでしょうか」

・・って本当に大丈夫なのかなぁ。

 その後神主兼歌手のお友達が歌うというのでユニオンスクエア(昨日も行った所)に行く。

そして、「とうろう流し」へと続くのだ。彼らは今日朝から三箇所追悼イベントに出演してるらしい。神社日本代表として大忙しだ。
 
 夜またそのお友達宅でご馳走になる。そしてそこで彼の幼馴染と出会った。

まだ上陸1時間。ほっかほかの新人だ。同じ九州出身ということで話がはずむ。

男3人とも九州だ。すぐなかようなるけんね。

東京の白金でお好み焼き屋店長。店長を辞めてNYに来た。またおもしろそうな人物だ。楽しみが一つ増えた。

*その後その幼馴染とは20年弱の長い付き合いになる。当時の僕たちはまだ知らない。

 そして朗報!神社のお友達が18日から二週間弱泊めてくれるとのこと!

学校にも歩いて行けるし、超ありがたい!!どうやって恩返しをすればよかですか、おれは。

とりあえず近日中に僕の得意料理、ポテトサラダをつくってあげようと固く心に誓いました。

 ということで今日はおしまい。おやすみなさい。

今日という日にありがとう。そして明日もフルスロットルでいきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました