8時15分起床。
ニューヨーク生活28日目。
……また目覚ましが鳴らなかった。
遅刻するとこだった。
アメリカ製時計への信用度、
10%まで下がる。
5分ダッシュで、
なんとかギリギリ間に合った。
1コマ目はアクティング。
今日は、
ジェイド
(19歳、生意気盛り)
と、
クリス
(190cm、Mr.Cool)
の二人が印象的だった。
まずジェイド。
相手はキンバリ。
彼女は多少経験者で、
かなり気が強い。
キンバリのアクティビティは、
亡くなった祖父の写真整理。
作業に完全に没頭し、
ジェイドをほぼ放置する。
しばらく繰り返しが続いたあと、
ついに彼女が、
「Shut up!!」
と、
ジェイドを完全シャットアウト。
その瞬間、
ジェイドが泣いた。
でも、
それは“弱い”ってことじゃない。
自分の感情に、
ちゃんと正直になれたってことだ。
前の素直じゃない彼なら、
きっと泣かなかったと思う。
続いてクリス。
彼のアクティビティは、
「手と爪磨き」。
ベスが部屋へ入ると、
彼は必死に手を洗い、
爪を磨いている。
最初は、
デイルの時みたいに、
また少し笑いが起こった。
でも、
それは最初の20秒だけだった。
その後は、
彼の異常なくらいの真剣さに、
みんな引き込まれていった。
ベスも、
途中で泣き始める。
理由はジェイドと同じ。
“感情に正直になったから”。
クリスのイマジナリー・サーカムスタンスは、
「母親が肺がんで無菌室にいる。
手術前に触れるため、
全身だけじゃなく、
特に手と爪を清潔にしなければならない」
というものだった。
話し終えたあと、
彼も泣いた。
繰り返しの途中でも、
彼は何度もスタック(立ち往生)していた。
ベスを気遣いたい自分。
でも、
母親のために、
爪磨きへ集中しなければならない自分。
感情がぶつかって、
動けなくなる。
当然、
僕も涙垂れ流しである。
今日、
二つ思った。
① 人の生き死にに頼りすぎるアクティビティは、
ちょっと面白くないかもしれない。
② アクティビティ付きリピーティングは、
究極、
クリスみたいに“スタック(立ち往生)”するのではないか。
……いや、
これは人によるのかな。
少なくとも、
僕はスタックする。
今後も見守りたい。
2コマ目はダンス。
3コマ目はミュージック。
4コマ目はスピーチ。
今日は4コマ。
この時点で、
かなりヘトヘトだった。
放課後は、
マットと自主練。
最後、
ハグして終了。
マットにも言われたけど、
自分でも分かる。
来た頃より、
確実に英語力が上がっている。
嬉しい。
……まあ、
まだまだだけど。
帰宅後、
パスタをどっさり食べ、
日課を済ませる。
今日は
「アナライズ・ミー」
を観た。
デ・ニーロ、
やっぱりすごい。
夜、
「まんが日本昔ばなし101」
という本から、
ある話をノートへ書き写す。
なぜか?
それは、
また後日。
というわけで、
今日もちゃんと疲れた。
明日はもっと疲れよう。
では、
おやすみなさい。


コメント