【私のおすすめ本:人間関係】人を動かす

6割が人間関係にストレス

人間関係うまくいってますか?

厚生労働省の調査(H28)では、6割の人が人間関係でストレスを抱えているとのことです。

人は社会性の生き物、一人では生きられません。学校、職場、家庭、二人以上集まればどこでも人間関係は発生します。

仕事を一人で完遂できる人も、生活全てを一人で完結させることはできません。

私たちにとって人間関係は永遠のテーマです。

人間関係をどう改善したか?

「人を動かす デール・カーネギー」

この本には、人間関係の問題実例と改善法がたくさん書かれています。

賢人だけでなく身近な人々のエピソードも多く並んでいます。

人間関係に役立つ考え方や、対処法が具体的にわかりやすく書かれています。

1937年の発売以来、全世界1500万部、日本500万部程売れている大ベストセラー。

それだけ多くの人の心に響いた本と言えます。私自身感銘を受けた言葉を少し紹介します。



誠実な関心を寄せる

人間は他人に関心を持ちません。例えば大勢が写った写真で、あなたはまず誰を探しますか?

自分でしょ?

「我々は、自分に関心を寄せてくれる人に関心を寄せる」

これは紀元前100年ローマの詩人パブリアス・シラスの言葉です。

「まずあなたが相手に関心を持たなければ、どうして相手があなたに関心を持つ道理があろうか?」

これは有名な心理学者アルフレッド・アドラーの言葉です。

セールスマン、エドワード・サイクスの話

「担当する町のドラッグストアへ行くたび、私は店員たちに声をかけ少し世間話をした後、

奥の部屋で店主と商談をしていました。ある日、些細な誤解から店主が怒りだしました。

『あんたの会社は、うちみたいなちっぽけなドラッグストアなんか相手にしない。

大きな食料品店やディスカウントストア相手の商売にばかり力を入れているらしい。

そんな会社はお断りだ。もう帰ってくれ』

数時間置いて真意をきいてもらおうと店を訪ねると、一転店主が笑顔で迎えてくれます。

どうして短時間で態度が変わったのかと尋ねると、若い店員を指さしながら答えました。

『あの男(店員)の話で気が変わったのさ。セールスマンは何人も来るが、店員たちに挨拶をしてくれるのはあんただけだ。

あんたの他に、この店の注文をとる資格のあるセールスマンはいないとあいつ(店員)が言うんだよ』。

それ以来、彼は他人のことに深い関心を持つことこそセールスマン、いやセールスマンに限らず誰でもが持つべき大切な心掛けだと心に刻みます。

マーティン・ギンスバーグの話

感謝祭の日。彼は当時10歳で翌日、整形外科手術を受けることになっていました。

父は既に亡くなり、母と二人っきり。生活保護を受け、母は忙しく病院に来ることができません。

夜、さびしさと絶望、手術の恐怖ですすり泣いてしまいます。

その声を聞いた若い見習い看護師が、彼の涙を拭き、

「自分も感謝祭の日に家族から離れて働くのはとても寂しい。だから一緒にお食事しましょう」

七面鳥やマッシュポテト、クランベリーソースにデザートのアイス、

二人分の夕食を盆にのせ、勤務時間を超えて夕食に付き合ってくれました。

「あの日から何回も感謝祭が巡ってくるたびにあの日の絶望と恐怖、孤独感、

そしてそれを克服する力を与えてくれたあの女性の優しさを思い出す。」と彼は言います。

人に好かれたい、本当の友情を育てたいなら、自分自身と同時に他人をも益したいのなら「誠実な関心を寄せる」この原則を心に刻み付けておくこと。


私は10代でこの本に出会い、人間関係の機微を学び実践しています。

もちろん多くの失敗もありますが、信頼できる良き友人も出来ました。

リーダーを任されることも多くなりました。人をまとめたり、率いたりする場面でもこの本は役立ちます。

今人間関係にお困りの方、よかったら是非一読ください。本当におすすめの本です。

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