【NY演劇留学:18/263】授業開始!

学校初日。不安と期待満載・・

授業開始!

7時30分起床。朝の日課(腹筋・腕立・スクワット)もすませた。食材はまだ買ってないので、朝食はチキンラーメン。

9時過ぎに家を出る。胸をはって大股で、でも不安いっぱいで歩いて学校へ行った。(上記写真はその時のもの)20分程で到着。受付のルースおばあちゃんにご挨拶。

「オー、サッチア、ナイスガイうんたらかんたら」となぜかまた褒めちぎられる笑。ただ登校してきただけなんだけど・・。

一コマ目アクティング

自己紹介の後、早速マイズナーテクニックが始まった。マイズナーテクニックとは、アメリカで体系化された演技法のこと。

ロシアのスタニスラフスキーシステムをもとに、サンフォード・マイズナーが確立した演技法。リー・ストラスバーグのメソッドとともに二大演技法として知られる。

リアリズム演劇(より真実(リアル)な演劇)を目指したもので、俳優全ての課題と言ってもいいものです。

早速マイズナーテクニック開始。講師が言う。

「この部屋に男性は何人いる?」と生徒に数えさせる。

「窓を開けて。何の音が聞こえる?」と生徒に聞かせる。

まずはちゃんと五感を働かせることを実例をもって説明。

次に、やりたいと手を挙げた生徒同士で、向かい合いリピュティション。

リピュティションとはマイズナーテクニックの手法の一つで、繰り返しのこと。二人一組で繰り返しを続けることで互いの真の感情にたどりつくというもの。

「あなたの髪はブロンドです」

「私の髪はブロンドです」

例えば最初上記をただ繰り返す。

フレンドリーな講師が的確な指摘をする。ちなみに彼もサー(先生)と言われるのをいやがる。劇団の尊敬する先輩と同じ。とてもいい。

これを何組もやらせる。本(サンフォード・マイズナー・オン・アクティング)で読んだのと同じ。本物だぁ!

僕は一人興奮している。ただ、今日は躊躇して手を挙げられなかった。とんだチキン野郎だ俺は笑。明日こそ必ず手を挙げる。

二コマ目スピーチ

出欠確認の後、早速自分の事を紙に書かされる。9つの質問に答えるという形。ここでトラブル発生。4番と6番の質問が聞き取れない!

「もう一度言ってくださいますか?」超丁寧に質問する。

「カツはどれくらいの期間英語しゃべってるの?」と逆質問される。

シカゴの留学時期10ヶ月と、このNYをあわせて「10ヶ月と2週間」と答える。

生徒の多くから「充分出来てるよ、心配しなくていい」と励まされる。

みんなちゃんといい人なのだ。それがまた嬉しくもあり悔しい・・。今週末までに詩を書く宿題を出される。盛り上がってきた!

三コマ目ミュージック

講師が会話の途中に、発声や歌を織り交ぜながら、イントロダクション。今後のスケジュールを説明する。1年で通算12曲歌うとのこと。これも楽しみ。

今日は全体の説明の6割しか聞き取れなかった。初日やはり悔しさが残った。でもぜったいやってやると決意を新たにした。

4時に学校終了。

明日のダンスの講義で使うレオタードを買いに行く。受付のルースおばあちゃんにお店の場所について聞く。

「おー、私にまかせて」とお店に電話して予約までしてくれた。親切なルースおばあちゃん。教えてくれたお店に行く。

僕「電話したカツだけど・・・」

店「このお店は女性用だけです」

僕「・・そうですか・・」

店「男性用のお店は51stストリートにあります」

学校に戻ると、

ルース「どう?買えた?」

僕「女性用だけでした」

ルース「(大きな声で)オオオオ~!」

二人はなかなかかみ合わないのであった笑。でもすごくいい人で大好き。ルースさんも僕を大好き笑。

夜、早速学生の特権!お芝居の無料チケットが手に入った。「THEERSIANS」。ギリシャのナショナルシアターカンパニーのお芝居。

アメリカ上陸初の観劇がギリシャ人によるギリシャ劇英語字幕付・・ややこしい。

舞台いっぱいに広がる階段。20人程の兵士達。王や王妃も登場して繰り広げられる群像劇だ。

このお芝居知らなかったし、内容もいまいちつかめなかったけどおもしろかった。2時間飽きずに観れた。兵士一人一人の動きが研ぎ澄まされるともっとおもろくなると偉そうなことも思った。

帰途、知らないおじさんに話しかけられる。自分は役者で日本から修行にきていると伝える。

彼は短期大学で経済学を教えている講師で、最近芝居も学び始めたとのこと。名刺をもらってメールする約束をする。うん、いい出会いだ。

というわけで初日終了。明日は朝9時からだ。今日はおしまい、ふー、疲れた。ではおやすみなさい。

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