7時30分起床。8日目1コマ目、アクティング。
ここに来てみんないい感じになってきてる。今日はブリアナとヘス(ともに20代前半女性)がリピーティング(*1)をやった。
(*1)マイズナーテクニックで行われる練習法。二人一組で行う。
最初は相手の言ったことをただ繰り返す。徐々に衝動も伝えていく。その過程で、瞬間の衝動をとらえられる(表現できる)ようになる。
今日のブリアナとヘスを見てもやはり、女性のほうが衝動を素直に表現するのは早い気がする。
男性は「相手より優位に立ちたい」という気持ちが強いのか、素直になるまで女性より時間がかかる気がする。これは性差別ではなく僕の実感。
マックスは、いい感じなんだけど、まだ(自分のプライドの)ダムの壁をぎりぎり守っている。早く決壊させればいいのになぁと思いながら見守る。
デイルはまだまだ時間がかかりそうだ。
今日印象的だった講師ジムの言葉は「本当に相手を感じて、その状況に巻き込まれたら”私は退屈している”という言葉はでないんじゃないかなぁ。」というものだった。
二人でリピーティングをしていると「私は退屈している」と言う人が結構いる。
確かに基本同じ言葉を繰り返すので、自分と相手にしっかり集中していないと、ただ言葉だけを繰り返すことになる。
一見退屈だと感じてしまう。特に学習初期はそうなりがち。
ジムはそのことを指摘した。私も全くその通りだと思った。
例え同じ言葉でも、相手のどういう気持ちが込められているかは多岐にわたる。
「あなたはすごくおもしろい」と言われた時、相手の状態はどうか?
心からなのか、逆の意味か、下心か、リスペクトか、見下しているか等々、多くの意味があるはず。
そしてその時の自分の状態はどうか?
嬉しいのか、嬉しくないのか、恥しいのか、天にも昇る気なのか、馬鹿にされた気がするのか、これまた無限にある。
「退屈している」
という言葉は、目の前で起こっている多くの事に気づかないほど鈍感か、気づかないふりをして向き合っていないかということ。
「私は退屈している」と言われて激怒した人もいる。
「自分と正面から向き合っていない!向き合え!」それはそういう意味だ。
ジムの指摘は上記を含めてのことだったと思う。
「~じゃないのかなぁ」というやわらかく断定しない、提案のような言い方も気に入った。
2コマ目、ダンス。まだ柔軟が多いけど、少しずつフリもついてきた。歩いてちょっと手のフリをつけるくらいだけど。
これならまだついていける。絶対ついていく!おじさんがんばる笑!
3コマ目、ミュージック。今日は声の仕組みについて。喉の構造を図で解説しながら、声の出る仕組みについて学ぶ。
このレッスン始まって5回目になるが、まだ一度も声をだしていない。体の仕組みとか、ちゃんと解説してからじゃないと実際の訓練に入らない。
仕組みや構造はとても大切、ただ生徒の心の準備、そして徐々に盛り上げる、いい意味で演出も入っていると感じる。
案の定、みんな声を出したくてたまらなくなっている笑。その辺りも指導がうまいなぁと思った。
4コマ目、スピーチ&ボイス。宿題が出ていた。今回は聞き逃さなかった。
(p)(b)(k)(g)(t)(d)(パバカガタダと読む)の子音が全て含まれている文章を持ってきなさいというもの。
一人ずつ読む。発音を治されるも「わるくないよ」と言われる。
今までのレッスンで先生に注意はされるが、頭ごなしに否定されている生徒は見たことがない。
細やかに指導するが100%生徒の為。自身の権威のためではない。それが本当に徹底されている。言葉の端々に感じる。
ボイスのクラスでは骸骨標本を持ってきて、体の仕組みを説明。
その後、いよいよアレクザンダーシステムに入る。これはボイスレッスンでは超有名な方法。
と言っても私も聞いたことあるだけ。詳しい説明はまたの機会にする。
今日は横になって首と肩のリラクゼーションをやった。気持ちよすぎて寝落ちするところだった。これからずっと続くらしい。楽しみ。
学校終わって直帰。一昨日昨日と夜外出したので疲れている。今日は家でじっくりお勉強することにした。
でも楽しみもほしいので、帰りに宝くじ(5ドル×2枚、はがき大の大きさ)を買って帰った。
アメリカの宝くじの仕組みについてはまた説明するが、スクラッチで1億円あたるくじ。
食後、ハウスメイト立会いのもと削る・・・でも当たりか、はずれかわからない笑。
日本のスクラッチとは違う・・結局結果がよくわからなかった。
見た感じ10$当たっているかもしれない。明日確かめる。
というわけで今日も全力を尽くした。おやすみなさい。
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